オタクに優しいギャルはヤリマンビッチからオタク君専用ギャルになる ~ そして学級委員長はヤリチンチャラ男に孕まされる ~  (須天風香 宮古島成海)

えっちな文章

─ 優しいギャルがオタク君専用になるまで ─

「ほら、アンタも早く脱ぎなって。プライベートビーチなんから大丈夫だって。」 そう言って私、須天風香(スアマ フウカ)は全裸になり目の前のオタク君を誘う。 高校のクラスメイトに社長令嬢みたいな娘がいて、その娘に頼んでプライベートビーチを借りたのだ。 (ウチのクラスにオタク君がいるじゃん?ちょっと、ガチで落とそうと思っててさぁ) (ちょ、風香、アンタマジなの!?えー・・なんであんなオタを?) (あー・・・まぁ、色々あんのよ、私も) こんな感じのやり取りをしてビーチを抑えて、オタ君に、 (私、カナヅチでさぁ・・・泳ぐのって割と苦手なんよ。ちょっと今度教えて?ね?いいじゃん、海行こうよ!) と強引に誘ったのだ。 泳ぐのは得意というわけじゃないけど、苦手というほどじゃない。 要するにただの口実だった。 「・・・で、でも・・須天さん・・・・そ、そんな・・だ、ダメだよ。付き合ってるわけでもないのに・・・・」 あー・・・もう、頭カタイなぁ。 「・・・・私の裸・・・魅力ない?」 上目使いで聞いてみる。 「そ、そんな事ないよッ!・・・す、すごく・・・綺麗だ・・。」 「えへへ・・・アリガト!」 私がオタ君を落としに掛かってるのには理由がある。 元々、私はかなりモテた。 見た目超カワイイし、おっぱいデカイから男なんて何もしなくても寄って来る。 処女を散らしたのも小学五年生の頃。(その時すでにDカップおっぱい。今はJカップ。) 相手は担任の先生だった。 その初めての相手が良かったんだと思う。セックスが上手で、すごい気持ち良くてハマる切っ掛けになった。 結局その先生は違う娘にも手を出して、バレちゃって学校を辞めてそれっきりだけど。 先生と別れた後も、私はセックスの相手を求めて、文字通り手当たり次第に男を漁った。 もう何人とヤッたか覚えてない。 いわゆる”軽くて簡単にヤれる女”として有名になって、そんなだから寄って来る男もヤリチンチャラ男ばかりで、 付き合い始めても一か月持たない。最短三日で別れた事もあった。 『わりぃ、風香。俺、さゆりと付き合うことになったから別れてくれ』 『あ、そう。うん、こっちもごめん。アンタに黙ってケンジとセックスしてたww』 こんな感じで、軽い軽い。貞操観念?なにそれ?状態。 というか、一発だけヤッて終わった相手もかなりいる。 でも・・・・最近になって、ふと思うようになったのだ・・・。 いつまでこんなこと続けるんだろう・・・って。 高校生になって、周りの普通の女子たちも男と付き合うようになった。 彼女たちは・・・なんていうか、楽しそうだった。 私だってセックスできて楽しい。でも、そういう”楽しさ”じゃない。 何か・・・・とても大事なモノを・・・私がどこかで取りこぼしたものを持っているように見えた。 漠然とこのままだといけないって思い始めて・・・・・ そんな時にオタ君と同じクラスになり、席が隣同士になった。 彼はオタクなんだけど、社会人のおっさんとも関係を持ってきた私からしてみれば 普通の高校生男子と違わない。 そして、そんな普通の男子は私みたいなのは忌避する。 だけどオタ君は、私にも普通に話しかけてきた。 『須天さん、今日も良い天気だね。』 『須天さん、須天さん・・・起きて。先生から当てられてるよ。』 『また宿題忘れたの?それでまた僕のを写すの?ちゃんと自分でやらないとためにならないよ?』 『須天さん、須天さん、須天さん・・・・・・・』 そして・・・・席替えの時期がやってきて・・・・・・ 『・・・残念だね。せっかく仲良くなれたのに。』 『・・・・別に同じクラスじゃん。席が離れたって話せるし。・・・連絡先交換しようよ。』 私にとっては連絡先を交換する男はセックスする相手なんだけど、オタ君は違った。 なんていうか・・・・ただ・・・学校以外でも話がしたいなって・・・・・・・・思った。 『・・・・・・須天さん、今日の夜・・・・電話してもいい?』 『・・・・うん。』 こんな感じで友達になった。セックスフレンドじゃない男友達なんて初めてだった。 週末にデートしたりもした。 今までの男に連れ回されたようなところなんてオタ君はいかずに、なんか、デカイ本屋や、アニメショップに 連れて行ってくれた。一緒に見たアニメの映画が面白かった。 オタ君に勧められてラノベ・・?とかいう小説も読んでみた。 ラブコメの内容で、オタ君は登場ヒロインのまどかがお気に入りらしく、まどかEND以外認めないとか 力説してて、私はそれに頷いて・・・オタ君が楽しそうだと私も楽しくて・・・・・ そう・・・”楽しい”・・・・・セックス以外で、男と一緒にいるのが楽しかった。 たまに教室で、目が合って・・・・なんか気恥ずかしくて目を逸らしたりして。 というかオタ君、私の事見てるし。・・・・・私もなんか、オタ君を目で追ったりしてて。 私の誕生日にはオタ君からシルバーリングのネックレスをプレゼントされて・・・ 私はいつもそれを身に着けるようになった。 付き合ってるわけじゃないけど、もう付き合う寸前のような・・・・そんな状態。 オタ君とそういう関係になってからは、男から誘われても断るようになっていた。 だって・・・・・セックスしてたらオタ君と電話できないし・・・・オタ君に私のそういうトコ、見られたくない。 そんなある日のことだった・・・・・ 『彼にちょっかい出すの止めてもらって良いですか?』 いきなり、クラスの委員長からそんな事を言われた。 『アナタのこと、色々聞いています。・・・・ヤ、ヤリマンだって。男なら誰でも良いんだって!!』 私は・・・・何も言い返せなかった。だって・・・・・・事実だし。 『あ、アナタみたいな人、彼にふさわしくありませんッ!!・・彼に近づかないでッ!』 さすがにそこまで言われて、私もカチンときて、 『はぁ?なんなのアンタ?私とオタ君が何したって私とオタ君の勝手じゃん。アンタには関係ねーし。』 『か、彼は真面目な人なんですっ!・・おかしな事を彼に吹き込んだりしないでッ!!』 『・・・ふーん。・・・好きなんだ?オタ君のこと。』 私がそう言うと委員長は、分かりやす過ぎる程に赤面した。 『ならさ、勝負しようよ。アンタと私、どっちがオタ君をモノにできるか』 『そ、そんな・・・・勝負だ、なんて・・・』 『え?なに?自信ないの?それで”近づかないでぇ”なんて偉そうに行ってたワケ?マジウケルwwだっさw』 『・・・・・ッ!!・・・・・わ、わかりました。・・・絶対・・絶対、渡したりしないんだからッ!!!』 ・・・・というやり取りがあって、私はオタ君をオトす事になった。 そして今現在、ビーチにて・・・・ 「えへへ・・・アリガト!」 オタ君は照れながらも私の裸を見てくれてる。 もちろん私は、彼が誕生日にプレゼントしてくれたシルバーリングのネックレスを身に着けてる。 「・・・・ねぇ・・・私、アンタの裸・・・・・・見たいな。」 私がそう言うと、オタ君は自分の水着に手を掛けて、下に降ろした。 すでにギンギンに勃起したオタ君のチンコが顔を出す。 (う、ぁ・・・・お・・・おっきくない?・・・・いや、デカっ!・・・デカイって・・・うわぁ・・・・・・) 今までの男の中で一番大きいと思った。ちょっとお目に掛かれないサイズだった。 そしてオタ君が私の目の前に座る。 (委員長には悪いけど・・・・初めから勝負はついてるんだよなぁ・・・) 私とオタ君は・・・・・惹かれ合っていた。 だから、委員長も焦ってあんな風に私に突っかかってきたんだと思う。 「・・・・ふふっ・・・オタ君さぁ・・・・・なぁに勃起させてんのぉ?」 「・・ご、ごめんっ・・・・でも、その・・・・勃起させるなっていうのは・・・・無理だよ・・」 オタ君が申し訳なさそうに俯く。 別にイヤなわけじゃないのに・・・むしろ・・・・・ 「・・・いいよ。・・私の裸でそんなにギンギンになってくれて・・・・・・・・嬉しい。」 私はオタ君に擦り寄る。 さざ波が私とオタ君を濡らしていく。 「・・・・・須天、さん・・・・」 「・・・風香って、呼んで?」 「・・風香。」 私はオタ君の首に手を回して、抱き着いて・・・・ 「・・・チュ・・・・・・」 キスをした。 私の乳房が彼の胸板に押し付けられて柔らかくたわんでる。 お互いに蕩けた顔で見つめ合う。 「・・・・フェラ、してあげる。」 私は彼の大きなソレを手で軽く持って、頭を垂らして・・・・・ 「・・・ん・・・チュ・・・・・、ぁ・・ん・・・ぅ・・・・・・」 亀頭に軽く口づけ、彼のモノを咥内へと沈ませる。 「・・ん、ジュ、、ジュリュ・・・ちゅ、チュルッ・・ちゅぱ、、チュ・・ジュリュ、、、、レル・・・ん、ジュ…ッ、、、」 (お、大きい・・・顎が、外れそう・・・・・・) それでも私は頑張って彼のをしごいていく。 オタ君が、はぁはぁ、と息を上げて、ビクビクとチンコをひくつかせていた。 「・・んぅ、、・・で、そう?・・・・ジュチュ、・・出しちゃ、う?・・・・・ん、・・・いいよ・・・んチュッ・・・・だ、して・・・チュル・・・」 「・・・ふ、風香・・・ふ、う・・・ぁぁっぁっぁぁあぁ・・・・ッ・・・・」 私の口の中で一際激しくイチモツが暴れまわって、ビュルビュルと・・・・オタ君は射精した。 (ぅ・・こ、濃ゆ・・・・量・・・多い・・・・・・) 私は彼の吐き出したザーメンをどうにか飲み干す。 コク、コクン・・・・と喉を鳴らして胃に流し込む。 喉に絡まりながらオタ君の精液が私の中に入っていく。
「・・・ん、・・・・はぁ、はぁ・・・・もぉ・・・、出し、過ぎ・・・・・んっ・・・・・」 「・・・ごめん・・・きもち、良すぎて・・・・・・」 私はまだオタ君の尿道から垂れている精液を吸い取るため、彼の鈴口に唇を当てる。 チュルチュルと尿道の中に残ってるザーメンを吸い上げると、彼のおチンポは嬉しそうにヒクヒクと震えた。 そのまま彼のモノを弄っていると、またすぐにギンギンにそそり勃った。 「・・・・まだまだ元気みたいじゃん?」 「・・うん。もっと・・・出したい。」 「・・・・・・・・子宮(ナカ)に・・・・・出す?」 彼は返事の代わりに私の腰を抱き寄せた。 そのまま私は彼に跨って、右手で彼のおちんぽを掴んで、私の穴に当てる。 「・・・・アンタの童貞は・・・・私が貰うから・・・・・」 私は腰を静かに降ろす。 大きなソレがミチミチと私の膣を押し広げながら入って来る。 ちょっと経験が無いほどに大きいのでゆっくりゆっくり入れようとして・・・・ 「・・・あっ・・!!・・・ん、ァ、ァっぁぁぁっぁああぁ・・・・・」 私は砂に足を滑らせてしまって・・・一気に彼のが私の奥まで貫いた。 「・・し、きゅう・・・・・つぶれ、ちゃ・・・・・ん、ぁあぁっぁ・・・・・・・」 子宮が突き上げられ、彼の竿に潰されながら上に押し上げられる。 膣口が張り裂けるんじゃないかと思うほど広げられる。 (ちょ、、と、これぇ・・・・・・シャレに、なんないってぇ・・・・・・) 私は入れられただけで軽く達してしまった。 「・・・は、はぁッ・・・ちょ、お、タ君・・・・少し、まっ、て・・・・・・・・・オタ、君・・・・?」 オタ君は、ギュゥゥウウゥゥ・・・っと私を抱きしめて、 「・・・?・・・お、た・・・ッッ!?、、ぁ、ッアぁぁっ、ぁぁっぁ、・・・ぇ・?・・ま、・・ッぁあぁッぁっぁ・・!!」 私は彼を見る・・・・・ (あ・・・ダメだコレ。完全に理性トんでる・・・・) 「・・・ふ、風香ッ!!・・・ふう、か・・・・風香ァッッ・・・・!!!」 ガッシガシ、と対面座位の深い結合で私を容赦なく突きまくる。 「・・・だか、、ら・・・んぁッ、、ちょ、・・・、ま・・・・・ぅ、んぁ、ッぁアぁぁっぁぁっぁぁぁ・・・・・・・」 こうして私はオタ君から波打ち際で日が暮れるまで犯され続けた。 彼と初めて関係を持った日に膣内射精を施された回数は七回だった。 「と、いうワケでぇ・・・・・私の勝ちって事で。・・・・・・委員長?聞いてる?」 下校して誰も居なくなった放課後の教室で、私は私の言葉なんて耳に入ってない様子の委員長を見る。 彼女は自身のスマホに送られてきた動画を呆然と見ていた。 その画面の中では・・・・ 『・・風香・・・イク、よ・・・・出す、よ・・・・風香ッ・・・・・』 『・・うんっ・・・出し、てぇ・・・・中・・・・・中が、いいッ・・・ぁ・・・んぁッ、オタ君・・・好き、しゅきぃぃ・・・・・・』 私とオタ君が激しく愛し合っていた。 それは彼の部屋でのセックス。 私はオタ君の両親にちゃんとあいさつして、オタ君も私の両親に会って、その仲を認められた。 つまり私たちは親公認の恋人同士になっていた。 『あ・・あ・・・・出るッ!!・・・ふ、風香ぁッ!!!』 『・・・ん、ぁ・・・ぁっぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁアあぁぁあっぁあぁぁぁぁぁっぁ・・!!!!!』 射精する瞬間の映像が流れているけど、オタ君は最後のピストンの途中で録画カメラを落として、 そのままフィニッシュした。 なのでその映像は、まくらと激しく揺れるベットだけを写していた。 だけどそれでも・・・・・ 『・・・風香・・・・愛してる。』 『・・私も・・・・・・大好き・・・・愛してる・・・・・・ン、チュ・・・・・』 愛し合う男女の生々しい音声だけは、はっきりと聞こえていた。 まるで愛し合う姿は二人だけのモノで他者には決して見る事のできない、不可侵のものだと言わんばかりに。
(よーし。もう一押し・・・) 「あのね?委員長。私とオタ君は両親に認められてセックスしてるの。 私のパパとママも私の部屋でオタ君とセックスしてるの知ってるし、彼のご両親も彼の部屋で私たちが 愛し合ってるのを知ってるの。・・・・・・・・それでも文句があるのかしら?」 私は自身の鎖骨から首筋を見せびらかすように、彼女を覗き込む。 「・・あ・・・・・」 委員長は私の体にキスマークがたっぷりとつけられてる事に気づいた。 もちろんオタ君からつけられたものだ。 「昨日も中出しされちゃったから、私の子宮には彼の精液が残ってるのよ。 膣内射精された次の日は、昼休み頃に垂れてくるからちょっと大変なんだけどね。」 私はお腹をさする。 「私の子宮はこれからオタ君が射精する精液を流し込まれ続けるけど、 オタ君の精子が委員長の子宮で泳ぐ事は、永遠に無いの。」 『・・・風香・・・・もう一回したい。』 『ふふ・・・・いいよ。私も・・・・・・・したい。』 スマホから男女の愛の囁きが聞こえてくる。 私は首元からネックレスを取り出す。 「これね?彼が誕生日に私にプレゼントしてくれたの。・・・・オタ君、生まれて初めてバイトしたんだって。 デートした時に私がほしいって言った・・・ちょっと高校生には高めのネックレス。 それをね、一生懸命働いて、お給料を全部つぎ込んで・・・・・私にプレゼントしてくれたの。」 私はネックレスを服の中に入れる。これ以上、見せてやる必要はない。 だってコイツは、私と彼との関係に何も関わりのない人なんだから。 「幼馴染だか何だか知らないけどさぁ・・・・・・・・・」 私は委員長の目をしっかりと見据えて言う。 「オタ君がここまでしてくれた事って・・・・・アンタにあるの?」 『あ、・・・ぃ、ぃい・・・きもち、いい・・・も、っと・・・んぁぁぁっぁ・・・・・』 『ふ、風香・・・・可愛い・・・・すごく、可愛いよ・・・・・・好きだ、世界で一番・・・・君が、好きだ・・ッ・・・・』 映されてる映像は、まくらと揺れるベットだけだったが、振動でカメラが移動して・・・・ベットから落ちた。 落ちる瞬間にオタ君と私がキスしている映像が映る。 それは愛し合う恋人同士だった。 委員長はそれを見ていたが、やがてカメラが床に落ちて・・・・・・そこで画面は真っ暗になった。 その後、私はバックからアクメをキメられて、騎乗位で激しく腰を振ってオタ君を喘がせて、 繋がったまま五回ほど膣内射精をしてもらったんだけど・・・・委員長がそれを知る事は決してない。 だってそれは私とオタ君だけの情事だから。 委員長の目が昏く沈んで肩が落ちる。 (・・・よし。勝った。・・・でも・・・・・・・念のため・・・) 「雄二。入ってきていいよー。」 私は教室の入り口に控えさせていた男を呼ぶ。 「え?・・・え?」 委員長は困惑している。 「ほら、この娘だよ。」 私は委員長を指して紹介する。 「ひゅー・・・。超上玉じゃんかよ。・・おっぱいでかッ!え?マジでいいの?風香っち。」 「うん。全然OK。ヤっちゃって。彼女、超カワイソーなんだ。フラれたばっかなの。」 「えー・・・こんな上玉振るとかありえなくね?・・・・・君さ、名前なんてーの?ちょっと教えてよ。」 困惑する委員長と、ヤる気満々なヤリチン雄二君を尻目に私は教室を出る。 「さーて・・・・今日はオタ君に晩御飯作ってあげる予定なんだよねー」 何作ってあげようかなー、と考えながら私はオタ君が待っている私の部屋へ帰るのだった。 それからのお話・・・・・ まず、委員長と雄二だけどヤリまくって在学中に妊娠して退学になって、 二人でどこかに駆け落ちしたらしい。 中出しするなら安全日にしときなよって言っても、 『雄二君・・・全然そういうの聞いてくれなくて・・・・・』と、委員長はボヤいていた。 案の定、委員長は孕んでしまった。 それでも別れなかったのは、雄二はどうも本気で委員長に惚れてしまったらしい。 私がオタ君に惚れてしまったのと同じように。 そして、私とオタ君は───・・・・ 卒業後、オタ君は地元の会社に就職した。大学には行かないのかと私は聞いた。 その返事の代わりに返ってきたのは・・・・・婚約指輪だった。 「風香。僕と・・・・結婚してほしい。」 「・・・はい。」 こうして私はヤリマン女から卒業して、唯一愛する男性と生涯を共にするのでした。

─ ヤリチン雄二君と委員長のその後 ─

『雄二、久しぶりー。突然だけどさ、女紹介してあげよっか?』 そんな連絡が須天風香(スアマ フウカ)から届いた。 風香・・・俺は愛称を込めて”風香っち”と呼んでいる。 仲間内でも有名なヤリマンビッチで、俺も何度もセックスした事がある。 率直に言うと超良いオンナだ。 顔のレベルは群を抜いてるし、カラダは巨乳で程よく引き締まっている。 性格はエロエロでアソコの具合は入れれば分かるとしか言いようがないほどの名器だ。 そんな彼女だが半年くらい前からガチの想い人が見つかったらしく、全くセックスしなくなった。 何でも相手は同じクラスのオタク君で、その彼氏とだけヤリまくっているらしい。 俺はそれでも風香っちともう一発ヤリたくて、 『風香っち・・・俺、超さみしー・・・彼氏に黙ってこっそりヤッちまおうぜ。』 と、今までと同じく軽いノリで肩を抱いてラブホに誘った。 だけど次の瞬間、パァァンッ!・・と、それは物凄い勢いで手を叩き落されて、 『・・・・冗談でもヤメテ。・・・・・私はもうそんな事しないって、宣言したよね?聞いてなかった?』 ・・・・底冷えするような声と目で拒絶された。 彼氏のオタク君にぞっこんでヤリマンからは卒業したというのは本当らしかった。 その日以降、風香っちに連絡しても完全に無視されていた。 それがいきなり連絡してきて女を紹介してやると言ってきたのだった。 『紹介してくれんのはいいケドさぁ・・・・その女とヤレる?』 『それはアンタ次第』 『あー・・・・じゃ、まぁ会うだけ会ってみるわ』 というやり取りを経て、俺は風香っちの高校へと足を運んだ。 (高校かぁ・・・・そういや俺、退学になったんだっけ?) この学校とは違って底辺中の底辺校だったが、 俺は三か月くらいで行かなくなって、夏休み前に担任の女教師に呼び出されて、 相談室でレイプして・・・・・・強制退学になった。 でも警察に通報はされなかった。 どうも学校側は学内でのレイプ事件を隠蔽したがってるみたいだったし、女教師の方も強姦された事を隠したがっていた。 ああいうプライドと世間体を気にする女は強引にヤッてもまず訴えない。 ていうか・・・俺に襲われて悦んでたよね?あの女。・・・・名前忘れっちまったけど。 そんな事を考えながら教室の前で待っていると中から風香っちが、 「雄二。入ってきていいよー。」 と俺を呼んだ。 教室に入ると奥の机の前で、風香っちが手招きする。 「ほら、この娘だよ。」 椅子に座っている女を紹介される。 その女はアクセの類どころか化粧すらほとんどしてなかった。 素朴でシンプルな出で立ち。 ここまで無個性で固めていると”芋っぽい”などと評される可能性もあるが、 目の前の女生徒に限ってそれはない。 なぜなら・・・・いたらぬ出で立ちの在り方を覆す程の際立った美貌があった。 ここまで美人なら余計な服飾は美貌の足を引っ張る原因にもなりかねない。 まるで精緻な人形のように均整の取れた顔立ち。 よく手入れされた長く美しい黒髪。それに対比するかのような純白の肌。 スカートからスラリと伸びている足。そして・・・制服を大きく盛り上げている両乳房。 「ひゅー・・・。超上玉じゃんかよ。・・おっぱいでかッ!」 俺は思わず口笛を吹く。 ちょっと・・・これはマジで落とす価値アリだ。 俺の存在を見て、「え?・・・え?」と困惑しているご様子。 勘で分かる。間違いなく処女だ。 ・・・・・決めた。 絶対オトす。確実にヤる。 「え?マジでいいの?風香っち。」 俺は確認のために聞く。 丁寧に口説くための確認・・・・のワケがない。 ”この女犯すけどイイ?”という確認だ。 いや・・・・駄目って言われても絶対に犯す。もう決定。 「うん。全然OK。ヤっちゃって。彼女、超カワイソーなんだ。フラれたばっかなの。」 風香っちが良い情報を提供してくれる。 「えー・・・こんな上玉振るとかありえなくね?・・・・・君さ、名前なんてーの?ちょっと教えてよ。」 俺が本気でオトしに掛かってるのを尻目に見ながら、風香っちは教室から出て行った。 「え・・・あ、あの・・・あなた、は?」 「ん?俺?・・・俺は冴島雄二(サエジマ ユウジ)って言うんだ。雄二でいいぜ。」 「ゆ、雄二君は・・・ど、どうしてここに?」 「・・・・君の名前・・・聞いてないよ?」 目の前のおっぱいちゃんは、”あ・・・”という顔をした。 「わ、私は、宮古島成海(ミヤコジマ ナルミ)って言います。」 「へー・・・ナルミ・・・・えっと、字は・・・・」 「平成の”成”に”海”って書いて・・・・”成海”・・・・です。」 「おぉ・・・良い名前じゃん。」 俺が褒めると、おっぱいちゃん・・・・成海は照れたようで顔を赤くする。 「・・・・・フラれたんだって?」 でも俺がそう聞くと、途端に目を暗くして肩を落とした。 (あー・・・・・ひょっとして・・・) 「・・・相手は風香っちと付き合ってるオタク君・・・・とか?」 ビクッ、と成海の体が震える。 ・・・・当たりらしい。 「・・・失恋した時ってマジしんどいよな。俺も辛かったよ。」 「・・・雄二君・・・・も?」 「あー・・・だいぶ前なんだけどな。」 嘘である。 ”失恋”なんて言う程のモノは経験した事が無い。 せいぜいセックスに誘って断られた事がある程度。 それでも何とか話を創作する。 まずは共感を得る事が大事だ。 「しばらくは塞ぎ込んでさ、飯もまともに食えなかったよ。」 「うん。私も・・・ずっと辛かった・・・・私ね・・・本当は分かってたんだ。 子供の頃からずっと彼のこと見て来たんだもの・・・・分かるわ。」 成海が一方的に話を始めた。 ならもう後は勝手に好きなだけ喋らせて、俺は適当に相槌を打つだけで良い。 マジで楽勝wこれだから処女はちょろいんだよwww 「・・・須天さんの事・・・・好きなんだって。彼の目・・・・・いつも彼女を追ってたから。」 それにしても・・・マジでおっぱいデカいなー・・・・風香っちより一回りくらいデカイ。 「でも・・・でもッ!!・・・・私、ずっと彼の事好きで・・・諦めきれなくて・・・・・」 コレを振るってあり得なくね?いや、相手は風香っちか・・・・あー・・・まぁ、分が悪いっちゃ悪いな。 「夏休みの間も・・・勇気を出して彼に電話したの・・・・でも、いつも八時くらいになると・・・・」 あの”須天風香”だもんなー・・・百戦錬磨の猛者だし。童貞オタク君なんて瞬殺だろうよ・・・。 「・・・きっと、須天さんと電話する時間だったんだと思う。・・私、もう心が、痛く、て・・・・ウッ、うぅ・・・」 あ、なんか泣き出したぞ。 ヤベッ・・・、何の話してたんだっけ? 「・・うんうん分かる。・・・・それは辛いよ。マジで堪えるわ。」 何が辛くてマジで堪えるのかは知らんけど。 「・・・・ぅ、うぅ・・・・ひっく、うぇぇえぇ・・・・・・・・」 あーあ。ガチ泣きし始めた。 まぁ・・・チャンスなんですけどね。 「こんなところで泣いてもさ、もっと辛くなるだけだぜ?」 俺は成海の頭を撫でてやる。 「俺が思いっきり泣けるトコロに連れて行ってあげるよ。 ・・・・・そこで好きなだけ泣いて・・・・スッキリしようぜ。」 成海はコクッ・・・と頷いて、俺に連れられて教室を後にした。 学校の裏手に止めていたバイクに跨る。 「ほい。ヘルメット。」 俺は成海にヘルメットを渡す。 「・・・雄二君のは?」 「あー・・・俺は良いよ。」 「え・・・でも・・・・」 「大丈夫大丈夫。」 本当はマズイ。警察に見つかると厄介なんだが・・・・ ま、大丈夫だろう。たぶん。 成海を後ろに乗せて、 「バイク乗るの初めてだろ?怖いから目、つぶってた方がいいぞ。」 と、目を閉じる事を勧める。 「え?そ、そうなの・・・?」 もちろん嘘だ。 これから連れて行くところを知られないために目を瞑らせる必要があった。 「あぁ・・・着いたら教えるから目閉じてな。・・・・でも、間違っても寝るなよ?死ぬぞ。」 「う、うん。わかった。」 俺は後ろに成海を乗せて走り出す。 ・・・・・行きつけのラブホに向かって。 地下駐車場にバイクを止めて、成海を下ろす。 「ここは・・・・?」 ヘルメットを脱いだ成海が聞いてくる。 「カラオケ店だよ・・・メチャクチャ豪勢なカラオケ屋。」 「カラオケ・・・・」 どうも肩透かしを食らったような顔をしている。 「思いっ切り歌うもヨシ。泣くもヨシ。今日は俺が一部屋一晩借り切ってやるからさ。 歌って泣いて忘れようぜ。」 成海はクスッ・・と笑って、「うん。」と、頷いた。 エレベーターで一階まで上って、受付で部屋を選ぶ。 「・・・ベッド・・・?」 選択画面にはベッドや風呂が映し出されていた。 「あぁ・・・メッチャ豪勢なカラオケ屋って言ったろ? ベッドに風呂に冷蔵庫まで完備されてるんだぜ」 「へぇ・・・すごい。」 「だろ?一晩で六千円。」 「わ、私も出すよ・・・。」 「いいって。今日は俺が出す。また今度来た時に出してくれよ。」 そう言って俺は適当な部屋を選んでボタンを押す。 403号室を選んだ。理由は特にない。 エレベーターで四階まで上り、403号室に二人で入る。 備え付けのカラオケマシンを操作して・・・・しばらくの間、俺と成海は熱唱した。 「はぁはぁ・・・・」 歌い終わった成海が息を切らしてベットに腰かけていた俺の横に座る。 「へー・・・成海、歌メッチャ上手い。」 「うふふ・・・雄二君も上手なんだね。」 さっきから採点機能をオンにしているが、二人とも九十点代を叩き出す。 俺は才能なのか、特に練習した事もないんだが何故か歌はとても上手かった。 だが、成海は・・・ 「私ね・・・中学の頃、声優を目指してたんだ。」 ヘー・・・と俺は相槌を打つ。 道理で声の通りが良いわけだ。 その後も何曲か歌って・・・・ 「・・・どうだ?スッキリしたろ?」 「・・・・・・うん。」 成海が頷いて俺を見ている。 俺は・・・・ 「・・・・・・あ・・・」 成海の肩を抱き寄せた。 「・・・だ、だめだよ・・・雄二、く・・・・んっ・・ぅ・・・・」 そして唇を奪った。 おそらく成海の初めてのキス。 「ん・・・ちゅ、チュる・・・ぅ・・レル、チュル・・・んッ・・・・・」 舌を強引にねじ込む。 クチュクチュと俺と成海の口元から卑猥な音がして涎が垂れていく。 しばらくの間、俺は成海の唇と咥内を存分に愉しむ。 「・・・ン、チュ、レロォ・・ちゅ、ッ・・・んぅ、チュ・・・・・ん、はっ、、、はぁ、ハァ・・・ん・・・」 唇を離すと目の前にすっかり欲情しきった成海の顔があった。 目の端に涙が浮かんでいるがそれは嫌だから流した涙ではなく、興奮で流れてきたモノだ。 「・・・だ、め・・雄二、くん・・こんな、今日・・・出会った、ばかりなの・・に・・・んぅッ‥ッ・・チュ、ル・・ン・」 まだ抵抗しようとしているみたいなのでトドメを刺す。 「お前をフッた男の事なんて・・・俺が全部忘れさせてやる。」 そう言って再び唇を重ねて咥内をじっくりクチャクチャにしてやると・・・ もう成海は何も言わずに俺に身を預けてくるのだった。 ベッドに押し倒して制服を脱がし、成海を全裸にする。 そして成海のカラダを堪能する。特に乳房と乳首は念入りに犯した。 俺の唾液まみれになっている豊満な乳房と屹立した乳首をよそに、 ガチガチに勃起させた自身のモノを成海に見せつけながら、俺は彼女の股の間に鎮座する。 「入れるぞ、成海。」 俺がそう言って腰を少し押し出すと成海はコクリ、と頷いて腰を浮かせた。 「・・・ッ!・・ぃ、た・・・ん、・・ぁ・・・ゆ、うじ・・く・・・・ぁ、・・・・」 「大丈夫だって。力抜いて。」 俺はそう言って成海の太腿を軽く撫でてやる。 するとビクッ、とカラダを震わせて成海はアソコの力を緩めた。 その瞬間にブチッ、ブチィ・・という音と共に俺のモノは成海の膣内へとゆっくり吸い込まれて・・・ コツン・・・と成海の子宮口に俺の先端が到達した。 「・・・俺たち繋がったぜ、成海。」 「・・・ン、ハァハァ・・・・・ッ・・・・・う、ん・・・・・」 息を上げながら成海は返事をする。 いきなり動くのは可哀そうだからしばらくこのままでいようと思う。 だがその間に何の話をするか・・・? つい数時間前に知り合ったばかりで共通の話題が分からない。 今までは失恋の傷心に付け込んで何とかなったが・・・・ 「・・・ほんとはね・・・・知ってたよ。」 俺が会話の糸口を見つけようとしていると成海の方から話かけてきた。 「・・・何が?」 「・・・・・・ここ・・・ラブホテル・・だよね?」 「・・・・・・」 「・・・もぉ、雄二君。私の事ナメ過ぎ。私を世間知らずのお嬢様か何かだと思った?」 ”え?違うのか?”・・・俺のそんな心境が顔に現れたのだろう、成海は・・・・ 「ちゃんと最初から分かってました。・・・あぁ・・・この人、私をレイプしたがってるんだろうなって。」 呆れたように答えた。 「・・・・なら、なんで付いてきたんだよ。」 「・・・・・あなたになら・・・いいかなって、思っちゃた。」 「・・・・・・」 「私が傷ついてる時にそばにいてくれて・・・・話を聞いてくれたから。 ・・・・もちろん上の空でまともに話を聞いてないって気づいてたからね?」 成海の膣内がヒクヒクとして、俺のモノを締め付ける。 「それでもね・・・・私の処女・・・雄二君にあげたいって思っちゃった。 雄二君が私を捨てて、私のこと綺麗さっぱり忘れても・・・・私は雄二君の事・・・忘れないよ・・。」 そう言って寂しそうに成海は笑った。 その笑顔が・・・脳裏に焼き付いて、離れなくなった。 風香っちが彼氏にぞっこんになってヤリマンビッチから卒業した気持ちが・・・何となく分かった。 「・・・なんで俺がお前を捨てるの前提なんだよ。」 「・・・・捨て・・・・ないの?」 成海がおそるおそる聞いてくる。 「ああ・・・・お前みたいな上玉、捨てるワケないだろ。」 そう言って頭を撫でてやると、ウットリとした顔になって膣がさらにキュウゥ・・と締まってきた。 「・・・動くぞ。たっぷり犯してやる。」 「・・・・・うん。」 ・・・・ギシギシとベットが鳴いている。 時刻はすでに夜中の三時を回っていた。 アレから俺と成海はひたすらに求め合った。 今も・・・・ 「・・・ぁ、ぁぁあァ、ッぁアぁぁぁッッ・・・ゆう、じ・・く・・・・お、く・・・きもち、ぃ・・・・ぁッァあ、あッ・・・」 騎乗位の姿勢で成海を突き上げ犯していた。 「・・・・すっげ・・・・膣内、・・・風香っちと・・・・同じ、・・ぅお・・・・・」 突く度に吸い込むようにモノを引き込んで、引くと膣内のヒダがモノを離さんと絡みついてくる。 「・・・も、もぉ、ッ・・・ほ、かの女と・・・・くらべ、ちゃ・・・ら、め、・・ン、ぁっぁぁぁァアあぁぁぁぁ・・・ッ・・」 俺は起き上がって対面座位の状態に持っていき、再びグッチグッチと成海の子宮を突き潰す。 「・・だって、よぉ・・・お前・・・コレ、すげぇ、ぞ・・・・やべ、・・・また出る・・・・」 「・・・・ッ!!・・ゆ、雄二、君ッ・・・・も、もう・・・これ以上、、中出し、しちゃ・・・・んぅ、ぁっぁぁァアあぁ・・」 俺はすでに成海の子宮に子種を注ぎまくっていた。 絶対に妊娠させる。 コイツはもう俺のだ。俺だけの女だ。 捨てるワケねぇだろ。 それを分からせてやるッ!! 俺は対面座位からそのまま成海をベットに押し倒して正常位にする。 腰の位置を整える。 成海は中出しは駄目と言いつつも、腰を浮かせて膣内射精を受け入れる準備をする。 「なんだよ・・・お前だってザーメン欲しくて堪らないみたいじゃん?」 「こ、これは・・・・ち、ちが・・・・んッ、ぁッ、ぁぁぁあっぁぁアア、あぁあっァっぁぁッァぁ・・・・」 言い訳なんてさせる間もなく俺はスパートをかける。 ラブホテルの一室で無職の男と現役JKが絡み合って子作りをしている。 アンアンと女が鳴き、男は咆哮を上げて腰を突く。 今日知り合ったばかりの関係だが・・・俺はコイツとは末永い付き合いになるんだろうなと思った。 「オラッ!!出すぞッ・・・膣内射精だッ!!・・・成海ッ!!!」 「だ、だめ・・ッ・・・らめぇ・・・中、らめ、」 「うるせぇ・・・おら、孕めッ!!孕めぇッッ!!!!」 俺は最奥でモノを一気に膨らませて・・・・ ビュルルルルウルルルッビュルルビュルルルルル・・・・・と、膣内射精を施す。 「・・・ぁっぁぁあッ!!、ぁアぁぁ・・ッ・・・・・出、てる・・・ぅ・・・・・・赤ちゃんの、元・・・・いっぱい・・・ぁぁ・・」 俺と成海は抱き合い、俺は最後の一滴まで注ぎ込んで、成海は終わりの一滴まで受け入れる。 それをこれからほとんど毎日繰り返し・・・・ その結果として・・・・・ 宮古島成海(現役JK)は高校在学中に、 俺(住所不定無職)の赤子をその身に宿す事になるのであった。
それからのお話・・・・ 私、冴島成海(旧姓、宮古島成海)は妊娠が発覚して高校を退学になった。 両親からも誰の子なんだと詰め寄られて、無職で住所不定の彼を紹介した。 当然のことながら・・・・・堕ろせと言われた。 私も雄二もそれは断固拒否したので・・・・勘当される形で駆け落ちするしかなかった。 雄二が一人の時は暴力団関係の人にお世話になったりしたらしかったけど・・・・ 『・・・そんなのは、もうダメだ』 私の・・・私達の赤子が宿ったお腹をさすりながらそう言って、 私と子供を様子のおかしな人達に近づけさせないようにしてくれた。 でも・・・・雄二は高校を退学したので最終学歴が中卒。 私も退学になったので中卒。 そんな私達に世間はとても冷たかった。 契約していた部屋の家賃も払えなくなって、追い出されてしまって・・・・ 本当にもうどうしようもなくなって・・・・ 雄二のバイクのガソリンが切れるまで・・・・どこか遠くに行こうという事になった。 アテなんてなかった。 二人で・・・ううん・・・・お腹の子と三人で一緒に。家族で一緒に。 やがてガソリンが切れてバイクが動かなくなった。 そこは何もない場所だった。 幸いなのは今はまだ日が高く明りがある事だった。 だけど、もう三時間もすれば日が暮れる。 山の中だからもっと早く辺りは暗闇に包まれる。 少し歩いたところに一軒家があった。 空き家で、もちろん電気もガスも水道も通っていない。 それでも雨風は凌げる。 私達はその空き家に身を寄せた。 水と食料はもってあと三日。 「ふふ・・・静かだね、雄二。」 「ああ・・・そうだな。」 日が暮れて真っ暗になった。 電気の明りが無いし、空も曇っていたから本当に真っ暗闇。 その闇の中で私たちは・・・はぐれないように抱き合う。 両親からは見放され、お金もなく、住んでいた部屋も追い出され、水と食料も極わずか・・・そんな状態で電灯一つない限界集落の片隅へと辿り着いた。 ・・・もう・・・・私達は終わり。 私も雄二もそれが分かっていた。 私はお腹をさする。 「・・・・ごめんね。」 きっと・・・・産んで上げられない。 三人で眠りについて・・・・やがて朝がきた。 希望なんてない朝が。 何もする事がない。 ちびちびとペットボトルの水を飲む。 「・・・・雄二・・・飢えて死ぬのは・・・いやだよ・・・・」 「・・・そうだな」 「どうしよっか・・・」 それは生きるためにどうするかという話ではなく・・・・・ どうやって死のうか、という話。 でも・・・そんな話に答えなんてあるはずもないから、 やっぱり私たちは飢えて死ぬか、衰弱して死ぬんだろうなと思った。 三日が経った。 食料はもうない。水は・・・昨日の夜に飲んでそれっきり。 空っぽのボトルが地面に転がっていた。 後悔なんてしてない。 私は雄二を愛してる。 雄二も私を愛してる。 雄二は・・・私達を決して捨てなかった。 最後まで家族を・・・私と子供を守り抜こうとした立派な夫で父親だった。 意識が朦朧とする。 あぁ・・・もう終わりなんだと思った。 「・・・ゆう・・・じ・・・・・キス・・・しよ?」 私がそう言うと雄二は私に顔を寄せて・・・・チュ・・・と口づけた。 そして・・・とても眠くなった。 とても、とても眠くて・・・・・瞼が落ちる。 雄二を見ると、雄二も眠たそうにしていた。 なら三人で一緒に寝よう。 私達は・・・・家族・・・なんだ・・・から・・・・・・・・・ 「・・・お?・・・おい、お前らなんだ!?・・・・おい・・・しっかりしろッ!!」 「ん?どうした?」 「人がおる。・・・これ、マズイんとちゃうか?」 「おーい、起きんか!!・・・アカン、救急車呼べ!!」 「こんなところに救急車が来れるワケないべさ。」 「なんや、どうした?」 「あぁ・・・先生!人が倒れとる。男と女。」 「え・・・?・・・・これは・・・いけない。早く病院に・・・・・」 結論を言うと・・・私達は助かった。 地元の限界集落管理団体が定期調査に来て、私たちは保護された。 回復した後に事情を説明すると・・・ 「都会は冷たいのう・・・・」 そう言って、私と雄二を助けてくれた。 しばらくの間は団体の施設を間借りして地元の農業を手伝ってお金を稼いだ。 ある程度の額になったので私と雄二は家を買った。 私と雄二が行き倒れていた家屋だ。 信じられないくらいに安かった。 十万円で元の持ち主は譲ってくれた。 綺麗に掃除して壊れている個所は直して、家具も少しづつ揃えて・・・・ 安定した生活が出来るようになった。 「信じられねぇ・・・なんてツイてるんだ・・・・」 雄二が・・・主人が居間で呟く。 私は冷蔵庫からカットしたリンゴを持ってきてテーブルに置く。 申請して電気もガスも水道も通してもらった。 「きっと頑張った雄二に神様がご褒美をくれたのよ」 私はそう言って大きくなったお腹を庇いながら座る。 来月の二十日が出産予定日だ。 雄二が私を抱き寄せる。 「成海・・・・愛してる」 「私も・・・・愛してる」 私と雄二は愛を囁き合って・・・これからも共に生きていくのでした。 ─ 了 ─
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