─ そして僕らは”家族”になった ─
「ねぇ・・・・エッチ、しよ?」 そう言って小玉愛緒(コダマ アオ)はブラウスを肌けて乳房を露わにする。 ブラジャーは最初からしていなかったようだった。 さらに愛緒はスカートをたくし上げてピンクの紐パンを僕に見せてくる。 「・・・ふふ・・・・・君のおちんちん・・・・大きくなってるよ?」 それはそうだろうと思う。 清楚で美人だと名の知れた小玉愛緒のあられもない姿が目の前にあるのだ。 どんな経緯でこのような状態になったのだとしても・・・男としての本能は正常な反応をする。 だけど・・・僕は・・・・・ 「や・・・やめて・・・・嫌だ・・・・・嫌だ・・・・・・」 恐怖で顔が引きつっていた。 彼女とは少し離れた所に住んでいる・・・・知り合い、だった。 幼馴染とは言い難い。 小学校から高校に至るまで全て同じクラスだったけれど・・・・ほとんど話したことは無かった。 仲が良かったのは隣に住んでいる三歳年上のお姉さんだ。 実の姉と言っても過言ではないほど仲が良かったし、兄とは恋人同士だった。 結婚の約束をしていると照れて話す兄の姿を僕は覚えている。 でも・・・・・その姉とは疎遠になってしまった。 「・・・え?・・・・私とセックスするのが嫌なの?・・・・・・・どうして?」 愛緒は小首を傾げて聞いてくる。 文句無しに愛らしいその仕草。 普通なら心を躍らせるに違いない。 気品を漂わせる佇まい。よく手入れされた長く美しい黒髪。 芸術的な人形のように精緻に配置された目・鼻・口。 その瞳は大きく、瞼はくっきりとした二重。 鼻は小柄で筋が真っすぐに通って、唇は水分を多く含み濡れて艶を出している。 豊満な乳房はいつも慎ましく、衣服という名のベールに隠されているが、 今はそのベールは剥ぎ取られている。 品性を損なわない程度の短さで丈を揃えられたスカートからは、 健康的で瑞々しい太ももが覗き、世の男性たちの視線を釘付けにする。 僕もその気品溢れる姿に見惚れた事は一度や二度では無かった。 だが・・・彼女の実態は・・・・・・・ 「・・・・私ね・・・気づいちゃったの。」 うっとりとした目で愛緒は”実態”を話し出す。 「・・・本当に欲しかったのは・・・・・”それ”だったんだって。」 「・・・・・・・」 「お母さんの真似をして、お母さんの彼氏と寝たの。小学三年生の時の話よ。 そうすれば私はお母さんみたいにお兄さんから愛されるって思ったの。 私もお母さんと一緒に連れて行って貰えるって・・・・・そう・・・思ったの。」 僕は恐怖で息が上がっていくのを自覚する。 「でもね・・・・連れて行ってくれなかった‥‥私の処女を悦んで奪って、 私にセックスのキモチ良さを教えてくれたお兄さん・・・お母さんだけ連れて行ってしまったの。」 ・・・・学校のチャイムが鳴った。 チャイムが鳴り響いている間・・・愛緒は口をつぐんでくれた。 ずっと鳴っていてほしかった。 だが・・・・無情にもチャイムは鳴り終わり、彼女の口は再び言葉を紡ぎ始める。 「それからね・・・どうして私は連れて行って貰えなかったんだろうって考えて・・・・ きっとまだお母さんみたいになれていないからなんだって、思うようになったの。」 耳に届くだけで幸せになれそうな・・・・高く、穏やかな波長を含む・・・・愛緒の声。 しかしその言葉の中身は・・・・・僕がおよそ知る由もないような地獄の様相を謳っている。 「いっぱい男の人と寝たわ。まずはお父さん。 お母さんと別れてからお酒ばかり飲むようになって、 酔うとお母さんの名前を呼びながら私とセックスしてくれたの。」 さも当然のように父親からレイプされていた事を告白してくる。 「でもね・・・お母さんはお父さん以外の男の人ともたくさんセックスしてたの。 お父さんが仕事で何日か家に帰って来ないと、 いつも違う男の人がやってきてお母さんとセックスを始めるの。 だから私も夜の街に出かけていっぱい男の人とセックスしたんだぁ。 すごくキモチ良いの。おっきなオチンポが大好き。複数の人とセックスするのが好き。 お口とお尻とオマンコを同時に責められるのが好き。お母さんもそれが大好きだったんだよ。 私・・・・いつも見てたもの。」 童貞の僕にはさっぱり分からない・・・想像も出来ないような淫猥な景色を愛緒は知っている。 清楚に見える彼女の内面は・・・・ドロドロのピンク色をした甘い砂糖菓子のようだった。 一口でも口にすればヘドロのような食感と、むせ返るような甘さに吐き気を催す。 しかしその砂糖菓子は口の中にへばり付いて取れないのだ。 「もう何人のオトコと寝たのか覚えてない・・・いっぱいいっぱいセックスして、 お母さんと同じになったはずなのに・・・・お母さんは迎えに来てくれなかったの」 僕はようやく一言だけ口にする。 「あ、・・・当たり・・・前じゃ・・・ないか。」 声が引きつっている。怖い・・・・ひたすらに、怖い。 「うん。君の言う通り。・・・・それに気づいたのはね、小学六年生くらいの頃だったわ。 小学生マンコが大好きなオトコの人ってすごく多いのよ? SNSでセックスしたいですって言うだけで、 エッチなおじさんやお兄さんがいっぱい返事をくれるの。 もちろん、全員とセックスしたわ。すごく気持ち良かった。 私の小さくて狭いJSオマンコに、極太オチンポが三本も同時に入って、私の」 「も・・・もういいよッ!!な・・・何なんだよッ!?君は、何が言いたいんだッ!!!」 僕は堪らず叫ぶ。 「・・・・ごめんね・・・話が長かったよね。 えーとね・・・・私が本当に欲しかったのはお母さんじゃないんだって気づいたの。 でも”お母さん”が欲しいわけじゃないなら私は一体何が欲しいのか・・・ それに気づくのにも時間が掛かったわ・・・」 「・・・・・」 「それに気づいたのは半年くらい前よ。」 半年前・・・・ 僕の・・・・僕たちの地獄が始まった時。 「君と君の家族が仲良く車に乗り込んで、私の前を走り去って行った・・・。 その時にね・・・あぁ・・・これが私が欲しかったモノなんだって・・・・ようやく気付く事ができたの。 君はあんなに仲の良い家族に囲まれてるのに・・・私のお母さんは居なくなって、 お父さんはお酒をいっぱい飲んで苦しそうに胸を押さえて動かなくなって・・・ 一週間くらいで臭くて堪らなくなったから、地下室に放り込んだんだけど・・・・・ おかげで私は一人ぼっちになってしまったの。・・・すごく寂しかったわ。」 「・・・・・」 「だからね・・・私も”家族”を手に入れようって思ったの。」 視界が歪んで足がガクガクと震える。 「まずは君のお父さん。 ・・・ふふ・・・公彦さんはね、私のおっぱい・・・乳首をチュウチュウ・・って吸うのが大好きなんだよ。 パイズリもいっぱいしてほしいって言ってくるの。奥さんは貧乳で出来なかったんだって。 私のJカップおっぱいなら公彦さんのおちんちんを全部包んで上げられるわ。」 父は・・・不倫をした。 そして、母と別れた。 半年前の事だ。 「次は君のお兄さん。 えへへ・・・・雪彦さんはね、私のお尻の穴が大好きなの。 元カノの・・・えっと、名前忘れちゃったけど、その人はアナルセックスしてくれなかったんだって。 そんなのってかわいそうだよね?・・・だから私がシて上げたのよ。 私のアナルは小学生の頃にニ十センチサイズでも余裕で出し入れ可能なくらい拡張したから、 雪彦さんのオチンポを根元までしっかり咥えて上げる事が出来るの。」 兄は・・・浮気をした。 そして、姉と別れた。 三か月前の事だ。 「そして最後は・・・・君だよ。」 僕の家族は目の前の女の子に・・・わずか半年で滅茶苦茶にされてしまったのだ。 その毒牙が・・・・・今まさに僕へと突き立てられようとしている。 「君って結構カッコイイのに童貞なんだよね? 大丈夫、私に任せて。ちゃんと筆おろしして上げるからね・・・・。 何もかも全部上手く行くわ。・・・あなたは何も考えなくていいの。」 そう言って愛緒は僕の制服を脱がし始める。 僕は彼女のその豊満な乳房や白い肌に目を奪われて・・・何も抵抗が出来なかった。 怖くて逃げ出したいのに彼女の美しさと色気が僕の理性を麻痺させ、身動きが取れない。 僕は上半身を裸にされて愛緒は乳房を僕の胸板に押し付けてきた。 おっぱいの柔らかい感触と人肌の温もりが理性をさらに溶かしていく。 「・・・ハァ・・・・すごい・・・君の・・・ガチガチに勃ってる。」 愛緒は僕の股間に手を添えて・・・モノを擦った。 カチャカチャ、と男物のベルトを手慣れた手つきで外し、ズボンのチャックを下げて、 パンツの中に手を入れる。 「・・・ふふ・・・ビクビクして、可愛い。」 愛緒は僕のソレを手で擦って弄ぶ。 「・・・・私のコト・・・・好きにして良いんだよ?」 耳元で愛緒は囁く。 放課後の人気の無い・・・使われていない教室。 遠くからは運動部の掛け声が聞こえる。 目の前の美少女に優しくシゴかれ、僕のモノは先走り汁を溢れさせている。 (あぁ・・・・父さんも兄さんも・・・・・”コレ”をやられたんだ・・・) こんなの・・・逆らえるワケがない。 彼女の匂いが鼻孔をくすぐる。 その匂いはオトコの本能に妊娠と出産が可能な事を訴えかける。 それでも・・・僕は、どうにか最後の一線を越えないように踏み止まる。 (こ・・・こいつは・・・・僕の家族を・・・・滅茶苦茶にしたんだ・・・・・) 父と兄はもう駄目だ。 母と姉が泣いてすがっても愛緒を離さなかった。 (僕だけは・・・・せめて僕だけはッ・・・・・) 僕がギリギリの状態で固まっていると・・・・ 愛緒は、スッ・・・と、身を離した。 モノを擦っていた手も離れていった。 僕のソレが優しくされていた彼女の手を欲してビクンビクン、と悲鳴を上げる。 (・・・ぁ・・・・あ・・・・・・) 僕に寄り添っていた温もりと柔らかさが消える。 鼻孔をくすぐっていた彼女の匂いが離れていく。 彼女を見ると・・・・その目は涙ぐんでいた。 僕と合っていた視線を逸らし、俯いて表情を沈ませる。 (傷つけてしまった・・・・) 僕はとっさに彼女を抱き寄せて・・・しっかりと抱きしめる。 腕の中に消えていた温もりと柔らかさが再び灯る。 彼女の・・・オトコを誘う、その匂いがさらに濃くなって・・・・僕の脳を溶かしていく。 愛緒は僕のソレに再び手を添えて擦り始める。 愛緒の愛撫なしではもう生きていけないと言わんばかりに、僕のモノは歓喜に震えて悦ぶ。 彼女が僕の首筋に唇を這わせ、舌をチロリチロリ、と出して・・・少しずつ舐めていき・・・・ まるでサキュバスのように僕を貪っていく。 (あぁ・・・・もう・・・ダメ、だ・・・・・) この娘からは・・・・離れられない・・・・・・。 理性はもう溶かされてしまった。 だから・・・あとはもう・・・・ドドメを刺されるだけ。 愛緒はもう一度、僕に囁いた。 「ねぇ・・・・エッチ、しよ?」 「・・・ン、あ、っぁあぁ・・・・ぁッ・・・・・・ふふ・・・・・わ、たしの・・・膣内・・・・・キモチ、イい?」 机の上で僕から犯されながら、愛緒は問いかけてくる。 「あぁ・・・すごい、よ・・・・こんな・・・・溶けそうだ・・・・愛緒・・・愛緒ッ!!」 僕が快楽の言葉と彼女の名を口にすると、愛緒はうっとりとした表情になり微笑む。 「・・・あ、は・・・・・君ったら・・・強情、だ・・から・・・ンッ・・・心配、してたの、よ・・・ア・ぁぁッあ・・!!」 愛緒の奥をゴンゴンと突き上げていく。 「で、も、、・・・んぁッ、・・・もう・・だい、じょうぶ・・・・だね・・・?・・・・ふふ・・・・ん、ぁあっァ・・・」 ああ・・・もう僕は愛緒なしでは生きていけない。 この娘を失うくらいなら死んだ方がマシだ。 (なんて・・・キモチ、良いんだ・・・・・・・膣内、トロトロだ・・・あぁ・・・・・) 父も兄もこれを味わっていたのか・・・・二人だけでズルい。僕にも味合わせるべきだ。 「あ、ぅ・・・イク、イキそうだ・・・愛緒・・・・もう・・・・・」 腰の動きを止められない。 柔らかい膣肉を掻き分けて進むと奥の子宮口にコツン、と当たる。 引き抜けば膣内のヒダが僕のモノに絡まって逃がすまいと吸い付いてくる。 「・・・ま、だ・・・・入れて、から・・・ぁッ・・・・五分も・・・ッ・・経って・・・ないよ・・?」 そんな事を言われても、もう限界だった。 「うふふ・・・これ、からぁ・・・・ぁん、・・・頑張っ、て・・・ぁぁッ・・長く、持つように・・・なろう・・ね?」 「うん・・・僕、頑張る、よ・・・・愛緒を・・・ちゃんと満足させられるように・・・・・」 愛緒は嬉しそうに頷く。 僕と愛緒の結合部も卑猥な音を立てて悦んでいた。 「出す、よッ・・・愛緒・・・・愛緒ッ!!!」 ドクン、と僕のチンコが愛緒の膣内で跳ねて暴れる。 そして・・・・・ 「・・・っぁぁぁっぁ!!!・・・で、てるぅッ・・・君、の・・・熱い、白い・・・赤ちゃんの種・・・・んぁぁっぁぁ・・・」 僕は愛緒の最奥で盛大にザーメンを射精した。 愛緒の子宮に僕の子種が注ぎ込まれ、彼女はビクンビクン、とカラダを痙攣させる。 その度に膣壁の肉はさらに強く僕のモノをキュウゥ・・・と締め上げる。 「お・・おぉ・・・・すごいよ・・・愛緒・・・・絞り取られる・・・・・・・」 「・・・君、の・・・精子・・・・濃ゆくて、重い・・・・・ン、・・・ぁ・・・・妊娠、しちゃう・・・よぉ・・・・・」 僕と愛緒は子種のやり取りを心行くまで行い・・・・僕の人生初セックスは幕を閉じた。 相手の彼女は父と兄とも関係を持ち、その伴侶と別れさせた女であった。 数か月後、僕らの家にて・・・・ 父と兄と僕は正式に愛緒の家へと移り住んだ。今まで住んでいた家は売り払った。 彼女の父親が眠る地下室をコンクリートで埋め、その出入り口のある部屋にベットを置き、 そこを僕らの愛の巣とした。 「・・ふふ・・・長く持つように・・・なったね・・。・・・セックスを始めてから二時間も経ってる・・よ・・」 僕は愛緒の奥の方を先端でグリグリと擦る。 「・・・んぅ・・・ぁ、ッぁあぁぁ・・・」 対面座位で繋がっている彼女は仰け反って嬌声を上げた。 その愛し合う僕らの横で父と兄が眠っている。 いや・・・・気絶している。 毎日毎日・・・・愛緒は僕らが気を失うまでセックスを止めてくれないのだ。 彼女のお腹は膨らみ、妊娠中であることが分かる。 「・・・・あ・・・今、私のお腹を蹴ったよ・・・・・あなたのおちんぽがキモチ良いみたい。 だけど・・・・・・ふふ・・・・一体、誰の赤ちゃんなのかなぁ?」 悪戯っぽい笑顔で僕に問いかけてくる。 「僕の赤子だよ・・・。父さんと兄さんの精子なんかに絶対負けない。」 「えー・・・でもぉ・・・・量なら公彦さん。濃さなら雪彦さんの方が上だよ?」 「総合的に見れば、僕の精子の方が上さ。」 「ふふ・・・・・・産まれてくるのが楽しみだね?」 クスクス・・・と、愛緒は僕に笑いかける。 僕はそれに応えて頷く。 誰の子供でも変わらずに愛情を注ぐのは間違いない。 だって彼女は父の妻で、兄の婚約者で、僕の恋人で・・・・・”家族”なんだから。 産まれてくる赤子が誰の子でも僕らの”家族”だ。 「これから私達・・・ずっと・・・・愛し合いましょうね。」 そして・・・欲しがっていた”家族”をカラダ一つで丸ごと強奪した愛緒は、優しく微笑むのだった。 ─ 了 ─